人類とゾンビが壮絶な戦いを繰り広げ、20億人もの犠牲者を出したゾンビ世界大戦。
その戦いで父をなくしたトラウマを抱えているメラニー(ジェシカ・デ・ゴウ)は、ゾンビ狩りが精神療法として効果が高いことを耳にし、パートナーのルイス(マーティン・マッキャン)と一緒に、孤島でゾンビハンティングを楽しめる高級アミューズメント施設を訪れる。
ツアー客と島を回りながらゾンビたちを撃ち倒す二人だが、何者かが施設のシステムにウイルスを仕掛け……。
シネマトゥデイより。
ゾンビ映画には珍しく、人間がゾンビに勝利し、ゾンビ狩りを楽しめるリゾートがある世界。
そんなリゾートに様々な理由で参加していると、システムにウイルスが流され、安全なはずのリゾートがゾンビの徘徊する閉鎖空間になってしまうという展開。
前半は状況説明や、登場人物の描写なのでかなりまったりしてますが、セキュリティが崩壊してからは意外と面白い。
登場人物たちの頭がかなり悪く、知能が低い割にはゾンビたちが積極的に襲ってくるのが良い。
数はそんなに多くないですが、どこにいたんだというくらい湧いてきて、逃げても逃げてもなだれ込んでくるんですよね。
崩壊序盤から施設内にもワラワラいるのはさすがに苦笑いしましたが。
また、低予算としか思えないのに、ゾンビメイクは雰囲気が出てるのも見どころ。
ちょっと生気に満ち溢れ過ぎてる感がありますが、それを差し引いても良い感じ。
もっとも、この辺り、ちゃんと作品内に設定があるからというのがありますけどね。
ただ、島に隠された秘密がよく考えたなと思う反面、
社会問題的に大丈夫なのか
という心配する内容なのが気になるところ。
上映時期考えたら、よくぶち込んで来たなという内容だと思います。逆に言うと、ニュースを見て構想を練ったのかなと思ったくらい。
誰もが知ってる名作にはならないけど、知ってる人は知ってる良作にはなれるクオリティの作品でした。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(いい奴かクズしかいなかった気がする。)
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