何者かに拉致された乾朱莉(小島梨里杏)は、拉致・監禁した高校生たちに殺し合いをさせ、生還すれば1億円がもらえる人狼ゲームに、強制的に参加させられる。
生き残るためには殺し合うしかないのかと、誰もが疑問を抱きながらも究極の探り合いが展開。
そんな中、朱莉は死のゲームからの脱出を考え続け……。
シネマトゥデイより。
謎の施設でリアルに人狼ゲームをさせられるシリーズ第4作。
タイトルからわかる通り、ゲームを行っている施設から逃げようとする展開。
こういう
サバイバルゲームものとしては、根幹から覆す
展開です。
もっとも主催者側も脱走防止策として、処刑用の首輪をつけさせているし、監視カメラも設置しているので簡単には逃げられません。
ただ、ゲームと同時進行な上、12人の参加者のうちの3人が人狼なので、投票で運よく人狼を吊れないとタイムリミットまですぐです。
そんな状況の中で脱出を試みるのは主人公の朱莉と、幼稚園から小学3年まで一緒だったいじめられっ子の相馬。
脱出方法がなかなかザルなのが笑えます。なにしろ、監視カメラに見つからないようにワイヤーを切るだけですから。
逆にゲームの方は思った以上に難解で、誰がどの役職なのか最後の方までわかりませんでした。
一部、状況を考えるとあやしい人物も出てきますが、確信はできません。
こういう作品では意外と少ない気がしますが、男女に分かれて派閥争いという状況も投票や役職の推測にも影響を与えています。
最後の人狼をあぶりだす流れもそう来るのかと思わされ、結構楽しめるんじゃないかと。
また、シリーズ中、招待された人間がこのゲームで賭けをしていること、賞金は実際に支払われることが参加者のひとりによって言及された作品でもあります。
でも、シリーズの他の作品を見ても、賞金が支払われるようには見えないんですけどね。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(高校生たちの駆け引きものとしてはリアルでいいんじゃないかと。)
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