【THE RING(ザ リング)】
悪夢を映したような映像が流れるそのビデオテープを見た人間は誰であれ、ちょうど7日後に必ず死ぬ――まるで、どこかの街で流布されている都市伝説ででもあるかのようなその話を聞いたとき、新聞記者のレイチェルは、にわかには信じることが出来なかった。
そのテープを見た4人の若者が、全員1週間後に謎の死を遂げるまでは…。
レイチェルはテープの謎を突き止めるため独自に調査を開始する。
そして、ついに問題のテープを見つけ出すことに成功する。
が、ふとした隙に、レイチェルの幼い息子がテープの中身を見てしまうのだった…。
allcinema ONLINEより。
1作目から14年も経っているにもかかわらず、いまだ高い認知度を誇るホラー映画【リング】。そのアメリカ版です。
一見すると、オリジナルに沿ったリメイクのようですが、かなり別物。日本版は精神に絡みつくような恐怖を感じますが、アメリカ版は理論立てた恐怖。
どっちに優劣があるとは言いませんが、少なくとも系統が違います。ネット等ではオリジナルを踏襲しているという意見も少なくないですが、流れだけです。
『呪いのビデオ』もわかりやすくなっている反面、意味のない画像も多く、単に不快な気持ちにさせることが目的になっている印象。
一応、そこから『呪い』について探っていきますが、日本版のような困難さはなく、見つけた手がかりからネットで検索なんてお手軽さ。
自分たちも追い詰められているし、息子もビデオを見ているのに、日本版のように真剣に焦っている感じもなく、淡々と進行しています。
多分、その緊張感の無さも手伝って、ほとんど怖くありませんでした。ナオミ・ワッツ演じるレイチェルが、『何か』に襲われても冷静過ぎるせいもあるんでしょうけどね。
怖いというより、
不快という意味で気持ち悪い
映画でした。
※追記※
新作公開の予習的に久々に見直したんですが、別れた夫の恋人役って、ドラマ【NCIS】のアビーを演じてるポーリー・ペレットだったんですね。
オススメ度(10段階)……★★★★★
(日本版が怖すぎる人にはいいかもしれません。)
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