ある動画がネット上に公開されたことが原因で、ローラ・バーンズは自ら命を絶ってしまう。
1年後、彼女の幼なじみと友人たちがSkypeで雑談していると、見知らぬアカウントが死んだローラとして話しかけてくる。
やがてローラの死に隠されたうそがオンラインで暴露され、一つ明かされるたび、彼らのうちの1人が亡くなり……。
シネマトゥデイより。
【パラノーマル・アクティビティ】シリーズのジェイソン・ブラム製作の異色な作品。
公開前、ローラ・バーンズという人名と、自殺する動画ばかりが拡散されて、彼女に関わると呪われるような内容を見聞きしていたような気がします。
しばらくして、映画のプロモーションだけど、ローラ・バーンズは実在するような噂に変わってましたけどね。
実際の作品はというと、ローラ・バーンズという女性がある動画をネットにアップされたせいで自殺。
幼馴染みだったブレアが、ミッチ、ジェス、アダム、ケンとスカイプをしていると、見知らぬアカウントが混ざっています。
つなぎ直しても現れるため、ハッカーやバグを疑うんですが、ウイルスを駆除してもダメ。
やがてアカウントの主ビリーは死んだはずのローラのアカウントだとわかり、ビリーはゲームを強制するという流れ。
他にもうひとり、ヴァルという女性がいたずらしていると疑われるんですが、真っ先に死亡します。、
あとは警告に従わなかったことで死ぬひとりを除いた4人で『Never have I ever』をすることに。
『Never have I ever』というのはアメリカのパーティーゲームの1種で、「自分は〇〇をしたことがない」と言って、やったことがある人は指を折り、ない人はそのままというゲーム。
コンパ等で経験していない方がお酒を1杯飲んだり、海外ドラマや映画で行なわれるシーンもあるそうです。
個人的には似たようなゲームで、『トゥルース or デア』という真実を言うか、挑戦するかというゲームの方が目にすると思うんですけどね。。
そして、ビリーは4人の秘密を暴露していくんですが、内容が気持ち悪い。
グロいということではなく、
友達ぶっている裏でお互い色々としているのが気持ち悪い。
そこがタイトルのアンフレンデッドにも現われてるんでしょうけど。
実際、現実でもそういうことって多々ありますが、ここまで前面に突きつけられると気分が悪くなります。
こういうやりとりを暴露されるのって、SNS慣れしている若い人たちほど嫌だし、怖いんじゃないですかね。
結局、作品中の生死はゲームの勝ち負けと関係ありませんでしたけど。
そんなちょっと変わったサバイバルゲームがブレアのPC画面上で展開するのを観るというメタ作品のような演出。
演出としては面白いし、自宅のPCで見たら、臨場感もあって面白いと思うんですが、劇場だと見づらそうな気がします。
6人とか同時にスカイプしたり、スカイプしている陰でメッセージのやりとりしていたりするので、どうしても画面がガチャガチャしちゃうんですよね。
実験映画として考えたらアリなんでしょうけど、ホラー映画としては現時点では一般受けは難しいという印象。
誰かがローラが死んだ復讐をしているというのも序盤でほぼ排除されてしまうので、推理要素は誰が何をしたのかという部分だけでした。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(SNSホラーとしては現代的ですが、映画としては時代を先取りし過ぎたかもしれない。)
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