トップの女優になることを夢見る沙羅(島崎遥香)は、新作舞台のオーディションを通過し、脇役で出演できることに。
一方、香織(足立梨花)や葵(高田里穂)らが主演女優をめぐってし烈な争いを繰り広げる中、劇場では不可解な事件が発生。
事件の真相究明にあたっていた沙羅とスタッフの和泉(町田啓太)は、あることに気が付くが……。
シネマトゥデイより。
AKBの島崎遥香主演、監督は【女優霊】が監督デビュー作だった中田秀夫。そのせいか、プロモーションは【女優霊】押しでした。
まるでリメイクぐらいの勢いで紹介されてましたが、なんの関係もありません。単に20年の節目の記念くらいに思ってください。
当然、【女優霊】や【リング】が好きだったホラーファンからしてみれば、期待が高まるところなんですが、そのギャップに爆死した様子。
ストーリーとしては、トップ女優を目指している沙羅が参加することになった舞台で、人形が様々な現象が起こるというもの。
トップ女優を目指すだけあって、セリフを覚えるのが得意な沙羅は、同じ事務所の人気女優の葵に疎まれます。
この葵役が見覚えあるなあと思ったら、【行方不明】に本人役で出ていた高田美穂でした。ちなみに【仮面ライダーオーズ/OOO】のヒロイン。
しかし、練習中の様子や、ある出来事から主役交代するんですが、監督の枕営業を断り、やっぱり主役から降ろされます。
こういう色ボケ監督ってよく描かれますが、現実にはいなさそうに見えて、意外といそう。
それはともかく、舞台に座らされている等身大の人形が色々と起こすわけですが、どうやら基本的に標的の人物だけにしか見えない様子。
基本、標的になった人が人形のことを訴えたところで、他の人には何も起こってないのでわけがわからないんですよね。
ゴアシーンやスプラッタシーンがないのは、AKB主演なので、18歳未満、15歳未満の客層もターゲットにしていて、R指定や、PG指定は避けたかったんでしょう。
おかげでショックシーンのほとんどが、人形がこっち見たとか、近づいてくるくらい。
殺され方も血とか出る類ではなく、生気か何かを吸われて、何故か死蝋化するというもの。これならまだ生気を吸われたら人形になる方が怖かったんじゃないかなと想像。
もっとも、
雰囲気的にはそれなりに怖い
感じはあるので、夏休みにホラー慣れしてない人たちが怖いもの見たさでキャーキャー言うにはいいんじゃないでしょうか。
劇場では大爆死と言われてましたが、内容的にはハードル上げてしまわなければ、Jホラーとしては普通なレベルだと思います。ジュニアアイドル系ホラーだったら、普通にあるレベル。
オススメ度(10段階)……★
(劇場霊というより、人形霊だけど、同じタイトルあるからなあ。韓国映画だけど。)
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