【MAMA】
投資仲介会社を営むジェフリー(ニコライ・コスター=ワルドー)は精神的な病が原因で、共同経営者と妻を殺してしまう。
その後幼い娘たちを連れて逃走し、森をさまよう中見つけた小屋で娘たちを手に掛けようとするが、えたいの知れない何者かによって彼自身が殺されてしまう。
それから5年後、奇跡的に生きながらえた姉妹はジェフリーの弟ルーカス(ニコライ・コスター=ワルドー)に発見され、彼と恋人アナベル(ジェシカ・チャステイン)のもとへ引き取られるが……。
シネマトゥデイより。
すごく絶賛されているんですが、正直、よくわかりませんでした。
精神的な病気で共同経営者と妻を殺した男が、雪山の中にある小屋でふたりの娘たちを殺そうとしたところで、嫌な音とともに姿を消します。
それから数年後、どうやって生き残ったのかわからない姉妹がたった5年で野生化しているところを発見。
保護された姉妹はジェフリーの弟ルーカスと、その恋人のアナベルに引き取られることに。
そこから不審な出来事が起こるんですが、ルーカスは早々に大怪我で入院。
このルーカスが大怪我を負うシーン、本当に見ていて痛そうです。壁から出てきた手に驚いたのか、突き飛ばされたのか、階段を転げ落ちるんですが、凄まじい角度でもんどり打ってました。普通なら死んでそうです。
結局、ルーカスが離脱してしまったため、何のつながりもないアナベルがひとりで姉妹の面倒を見る羽目に。
延々と
『志村後ろ!』的な展開が続く
ので、ドキドキワクワクするんですが、本当に『志村後ろ!』なので、まるでコントです。
姉妹の視線で映像的に映らなくても大体どういう事かわかるんですが、精神科医らしい博士が勝手に調べて見ている側に補完説明してくれます。
もっとも、タイトルがタイトルなため、霊の正体は想像出来てしまうので、あとは誰なのかということくらいの補完ですけどね。
結局、霊の目的と、姉妹がどうやって5年も生き延びたのかとかははっきりしないまま終わってしまいます。
霊のビジュアルはCG丸出しですが、意外と怖く、姉妹の演技がとても良いため、それなり以上には楽しめるんじゃないかと。
母性をテーマにした切ないタイプのホラーストーリーだと思うんですが、霊がすでに本能だけで活動しているのか、時折理解しがたい行動をとるのがちょっと意味不明でした。
クライマックスであるものを投げ捨てるシーンは、さすがにそれはないだろうと思ったし。
あれはどう解釈すればいいのやら。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(ネットの感想のほとんどが否定的じゃないのがちょっと不思議)
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