土曜の夜。ローマ郊外の高層マンション。
オンエア中のホラー映画では、葬られたはずの悪魔『デモンズ』を無謀な若者たちが掘り返そうとしていた。
そして甦った悪魔はあろうことかTV画面を突き破って現世に復活!
マンションの住人たちは次々とデモンズ化していく・・・・。
公式より。
怖い怖いと聞かされていたものの、レンタルDVD化されなかったみたいで、観ることが出来なかったホラー映画。
基本的に前作とのつながりはないので、こちらから見ても問題はありません。
前作は映画の中で起きていることが現実でもシンクロして起こり、ゾンビ映画のような展開で、デモンズ化が進行していくという内容。
その続編である本作は、テレビ番組が発端。ただし、シンクロしているわけではなく、テレビ画面からデモンズ化した若者が出てくるという展開です。
舞台も映画館からセキュリティの高い高層マンション。主な登場グループは、サリーとゆかいな仲間たち、妊婦と夫、犬を飼ってるおばさん、留守番少年、ジムで運動していたマッチョたちという構成。
多分、想像通り、テレビから出てきたデモンズに襲われてデモンズになったサリーがゆかいな仲間たちを襲い、次々とデモンズ化していきます。
逆にメインの主人公は妊婦の夫で、エレベーターにコールガールと閉じ込められた状況からスタートです。
ですが、一番のみどころはジムのマッチョたち。黒人のトレーナーが事態に気づくとリーダーシップを発揮。
デモンズを撃退しながら地下駐車場に籠城して、なんとかマンションからの脱出を試みます。
これが意外と有能で、結構な数のデモンズを撃退したり、車を人力で移動してバリケードにするというかっこ良さ。
ただ、黒人トレーナーのやられ方はあんまりにも残念過ぎて、同情を禁じ得ません。
訛りなのか、何言ってるのかわからないのに頑張ってたんですけどね。
見終わった結論としては、面白かったんですが、怖い怖いと言われて見たものの、
怖さより笑いという印象が強かった
です。
【バタリアン】が【ナイト・オブ・ザ・リビングデッド】のパロディというように、真面目なホラーでありながら、本意であるかどうかは別として、笑ってしまうシーンがチラホラ。
個人的にはデモンズ化したサリーが登場する度のポーズがふざけてるようにしか見えず、笑ってしまいます。
多分、一般的にはジムのマッチョ集団の行動にツッコミを入れたくなるんじゃないかと。
登場人物にバカが多過ぎるせいですかね。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(前作と比べて、不条理な変身シーンが増えたように思います。)
デモンズ2(Blu-ray Disc)
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