【RE-KILL(リ・キル) 対ゾンビ特殊部隊】
全人口の80%がZOMBIE!
今から5年前、謎の『蘇生死者ウイルス』が世界中に蔓延し、人類の80%が感染。
感染者は人間を襲い、人肉を喰らうゾンビへと姿を変えてしまったのだった。
その後、感染拡大を防ごうと、ゾンビを一掃するためにつくられた精鋭部隊『R師団』の活躍のおかげで感染者は日に日に減少。
唯一感染を免れた街、NYは政府によって管理され、軍以外は立入ることができなくなっていた。
しかしある日、隔離されているはずのNYに、何者かが密かにゾンビを運び入れているという情報が入る。
一体誰が、何のために…?
真相を突き止めるべくNYへと向かった隊員たちだったが、彼らを待ち受けていたのは、閉鎖された街を支配する、大量のゾンビ軍団だった…。
公式より。
結論から言うと、【スターシップ・トゥルーパーズ】を彷彿とさせる作品。
というか、ぶっちゃけると、
ゾンビ版『密着24時』。
警察ではなく、ゾンビを倒すための部隊『R師団』ではありますが。
そのため、基本的に密着シーンとCMの繰り返しなんですが、CMがシュールで笑えます。
ただ、ツッコんではいけないんだろうなと思いつつツッコミますが、人類の80%がゾンビになっているということは、ゾンビじゃないのは20%。
まともな経済活動や、開発なんて出来るとは思えないんですが、結構余裕がありますね。
電気を作るのも大変だと思うんですが、テレビ番組作ってるとか、他の世界崩壊系ゾンビ映画とは完全に一線を画しています。
でも、このCMのあまりにも能天気な感じが現実とかけ離れ過ぎていて、その対比が面白いんですよね。
そのためだけに見ても、決して損はないと思います。というより、面白いのは作品の作りと、CMと現実の対比だけなので、ストーリーはつまらないです。
特に公式のあらすじを読むとわけがわからないと思いますが、簡単に書くと、中盤までは本当に部隊の仕事を紹介しているだけ。
隊員の紹介も軽く入るんですが、個性が薄いので、あんまり印象に残りません。
中盤になって、ゾンビを運んでいる男たちを逮捕して、ゾンビたちが運び込まれている施設がニューヨークのマンハッタンにあるらしいという情報を得ます。
そこで、『R師団』の1部隊が潜入することになるという流れ。
あくまで多分ですが、ニューヨークに籠城している人類がいて、その中で封鎖されているマンハッタンの中にゾンビが運び込まれているということなんだと思います。
ただ、見ている限りでは、その辺りはどうでもいいことなので、気にしなくていいと思われます。
単にゾンビを退治する組織の1チームがゾンビが運び込まれている施設に潜入するとだけ覚えておけば問題ありません。
目が覚めるようなアクションもないので、暇な時に録画した『密着24時』を見る気分でどうぞ。
オススメ度(10段階)……★★★★★
(映画として真っ当な楽しみ方ではないので微妙ですが。)
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