ある日、教師のダニエル(ファン・ディエゴ・ボト)のもとに幼い頃の親友マリオがやって来る。その後、マリオは自殺。ダニエルと妻のラウラ(バルバラ・レニー)は、マリオの娘フリア(マヒカ・ペレス)を預かることに。しかし、フリアの言動がダニエルの封印していた過去をこじ開け、ダニエルは次第に狂気にさいなまれていく。
シネマトゥデイより。
【エスター】を彷彿とさせる少女もので、主人公ダニエルと親友マリオが過去に自分たちが殺してしまった幼馴染みでマリオの妹だったクララとそっくりの言動をする娘の話。
あらすじだけ読んだり、予告編だけを見ると、【エスター】の上辺だけが良く、腹の底真っ黒そうという感じではなく、変な能力を持った少女のオカルトミステリーっぽい。
しかし、観始めてから少女の父であり、主人公の親友がフリアに会うように伝えて、娘と風呂に入ってる最中に自殺。
父親が死んだことに気づかず、無邪気に話しかけている光景が不安感を誘うんですが、変な違和感が。
一見、この親友って妹が好きで、娘を愛してしまって狂ってるんじゃとか感じてしまいます。単純に仲の良い親子が風呂に入ってるだけで、ストーリーに影響のあるシーンではないんですが、そんな風に感じました。
人によるのかもしれませんが、普通なんですかね? なんか、ちょっと気持ち悪かったです。
結局、父親であるマリオが死んでしまった上、祖母は娘のクララが死んで以来、ちょっとアレな状態のため、養う人がいないっぽい。
ダニエルの妻ラウラがフリアを気に入ってしまい、ダニエルが反対する中、預かることになります。
しかし、親友が死に、自分たちしか知らないはずの事を知っていたり、クララの仕草そっくりのことをするフリアに不安を感じるダニエルは少しずつ狂っていくんですよね。
フリアもフリアで何故かダニエルに対してだけ、敵対的という意味で挑発的な態度をとるし。
ただ、観ていて何か過去に観た蘇った相手に復讐されるような話とは違和感を感じるんですよね。本当になんとなくですが。
答はクライマックスに判明するんですが、
驚くというよりは納得するタイプの結末
です。まあ、ある意味では復讐劇ではあるんですが。
ホラーとしての怖さは感じませんでしたが、フリアの正体を推理するミステリーものとしては結構楽しめると思います。もっとも、人によってはこの真相に納得いかないという可能性もありますけどね。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(ちなみにフリアはジュリアのスペイン語読み)
フリア よみがえり少女 [Blu-ray]
コメント
ずっと気になっています!これは、スペインの映画でしたか!スペインホラーは変化球が多くて最近はまっているので、これもいずれレンタるしようと思いますよ~。
スパニッシュは地味に掘り出し物が多いんですよね。
ハードル上げて、はずれ引いた時の退屈さも半端ないですが。
ちょっと捻りがあるのがいいですよね。
おもしろそうですねえ~これは見てみたい・・・
夕方ぐらいにダラダラ見ると、より楽しめそうな気がします。
純然としたホラーではないので、深夜に観たら面白い作品ではないので。