イギリスからアメリカに移り住んだお金持ちのコリンズ家に生まれたバーナバス(ジョニー・デップ)は、魔女アンジェリーク(エヴァ・グリーン)によってヴァンパイアにされてしまった上に、生きたまま埋められてしまう。その後、ふとしたことで彼は200年の眠りから目覚めるが、コリンズ家はすっかり落ちぶれていた。バーナバスは、コリンズ家再建を末裔(まつえい)と成し遂げるべく、自らの父の言葉である「唯一の財産は家族」を胸に行動を起こす。
シネマトゥデイより。
ティム・バートンとジョニー・デップコンビのダークファンタジー。いわゆるソープオペラ、日本でいう昼ドラ系。
評判が悪かったので放置していたんですが、やっと視聴。
いや、面白くない?
序盤はゴシック・ホラーなのかと思って観ていたんですが、ちょこちょこと笑えるシーンがあり、やっぱりダーク・ファンタジーなのかと思いつつ、ホラーコメディなのかもと変遷していく感じ。
これって何かに似ていると考えていたんですが、【アダムス・ファミリー】に近い。そう考えると、ホラーコメディが一番近いのかもしれません。メディア的にはファンタジーですが。
また、復活したバーナバスをはじめ、子孫やコリンズ家の関係者は一癖ある人たちばかりで面白い。
復活したバーナバスは、車を知らないため、悪魔が鬼火とともにやってきたと思ったり、マクドナルドの看板を見て、悪魔メフィストフェレスが進出してきたと驚いたりと時代の流れに追いつけてません。
この辺り、元人間という間抜けさが良く出ています。
また、残念ながらネタバレになってしまうので紹介出来ないですが、それぞれが秘密を抱えていたり、いい味を出してくれています。
クライマックスになって、突然正体が○○とか、いきなりかよと。
まあ、個人的には使用人のおっさんが一番いい味を出している気がします。
結局のところ、大筋はバーナバスと、バーナバスに呪いをかけた魔女の愛憎劇でしかないので、ストーリー自体は何をしたいのかわからないという感想を持っても仕方ないレベルなんですけどね。
そういえば、【キック・アス】の『ヒット・ガール』で有名になったクロエ・グレース・モレッツが娘役で出てるんですが、母親役のミッシェル・ファイファーと意外に似ててビックリです。
欲を言えば、もうちょっと盛り上がるシーンが欲しかった気もしますが、これはこれでこんなものという作品な気もします。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(過度な期待をしないで観れば、普通の映画)
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