謎の“学校”に拉致され、奴隷として調教された女子高生のミホ。
オークションで売れ残った彼女は、“処分”される寸前に山本という男に救われる。
山本は失踪した恋人を探し、人身売買組織を内偵していたのだ。
一方、オークションで買われたイズミ、アスカ、サキたちも、変態的な客の玩具として地獄の日々を過ごしていた。
山本は、イズミを落札した有川というバイヤーを誘拐。
組織を脅迫するが、作戦は裏目に出てミホと共に囚われてしまう。
再び学校の地下処刑場に集められたミホ、山本、イズミたち5人は、高圧電流棒によるネット中継殺人ショーの出場者にされてしまう。
生き残るために、友達を殺せるのか?そして、最後のゲームが始まった!!
公式より。
前作で売れ残ったために処分されるはずだった『44番』ミホは『山本』に救われ、他の3人は買われたものの、ろくでもない人生を送っています。
そんなスタートなんですが、前作で謎なほど押されていた納豆プレイ再び。なんと、元々は自分がミホをいじめるためにやっていたはずが、アスカのトラウマになってました。
前作とは人間関係が入れ替わっていて、教師のくせに組織に自分の教え子たちをあてがっていた男は、ミホが逃げたことで立場が弱くなってます。
そこで汚名返上とばかりに、前作で捕らわれた刑事で、『山本』の恋人だった女を洗脳。女刑事は再登場時点でただの悲鳴を上げる人で、前作の決意が薄っぺらいです。
しかも、理論が一切不明のハイテク洗脳マシンにより、洗脳された途端、ドSな雰囲気になり、直後から捕まえた側だったはずの組織の人間3人を手下同然に。
というか、この組織の3人。色々な意味で無能な気がします。
『山本』側は『山本』側で、違法だからと漫画喫茶からハッキング。される組織のシステムも脆弱過ぎますが、漫画喫茶ってどうなのよという感じです。
こんなどっちもザルなチームなので、ハッキングで情報は抜かれ、バイヤーの一人で処女好きの変態である有川を誘拐に成功。
『山本』側も仲間のハッカーがあっさりやられ、『山本』もミホともども捕まるという
ワクワクしようのない展開。
『山本』とミホが乗った車がブロックでロックされた状況に至っては、どうやったのか謎で溜まりません。見晴らしのいい車道に止まっているのに、近づかれるのに気付かないってそうとうなアホだと思います。
組織につかまったふたりは、買われていったはずの3人と戦うことに。連帯責任だそうですが、3人とも逃げる気がなかったので、余計なお世話と、すっかり3ヶ月で洗脳されきってます。
バトルは電流の通ったスティックで行い、最後の一人になるまで行われるんですが、どうやら斬ることも可能みたいです。
『山本』は優勝したら、女刑事も返そうという話でしたが、女刑事は帰らないだろうし、この時点でミホと寝てしまっているので微妙な感じです。
ちなみにミホと寝たのは救出から2日も経っていないので、調教されていたことを踏まえたら、救出しておいて寝る『山本』は鬼畜なんじゃないかと。
実質3VS2なのに、何故か1VS1でしか戦わないグダグダな展開で、やっぱりハラハラもしないまま終わるんですが、ここでも主役のはずのミホがサイコ振りを発揮。
どう考えても、こんな奴を助けたくないというか、世間に出さないためにも抹殺すべきだと思います。
どうしようもないやるせなさを感じながらエンディングを迎えるわけですが、これがまだシリーズとして続くということが衝撃です。
オススメ度(10段階)……★
(泣いて何を言ってるかわからないインタビューは、特典としてどうだろう)
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