【見える子ちゃん】第12話 「見える子ちゃん」
前回の続きで善の入院している病室でのやりとりから。
オープニングはありません。
ただ、最終話は原作とは微妙に展開が変わっています。
善に語り掛けているようで、善の母親の怨霊に語り掛けていたみこ。
それに気がついた母親の怨霊と向かいあった後、みこは病室を飛び出します。
母親の怨霊も追いかけてきますが、みこを襲うよりも早く、狐の巫女たちに速攻で倒されてしまいました。
しかし、みこも助けられたのが3回に達したことにショックを隠せず、固まってしまう。
ボロボロの母親の怨霊が善の元へ行くと、善がそこで何をしているのかを問う。
善に自分が見えているのかと思い、驚く母親の怨霊でしたが、善が声をかけたのは扉のところにいたみこにむけてのものでした。
振りむくと、一瞬生前の姿に戻りますが、再び怨霊化してみこに襲い掛かりますが、狐の巫女たちにとどめを刺されます。
何が起こるのか不安になるみこをよそに、狐の巫女たちは何かを呟いて消えてしまいました。
結局、原作でも狐の巫女たちが何を言っているのかわからないので、まったく意味がわかりません。
みこが助かったことに涙を流していると、そこに先生の見舞いに来たハナとユリア。
ハナはみこが心配して泣いたんだと思い、善を叱り倒します。
善にとり憑いていた猫たちも浄化されていくんですが、それは母親の霊がいなくなったせいなのか、ハナの生命オーラのせいなのかはわかりません。
ただ、善は何か憑きものが落ちたかのような感じで、心配をかけたことを謝罪します。
ちなみに帰り道でユリアにも消えていく猫たちが見えていて、先生が同情したせいでついてきたのかもみたいなことを言いますが、この辺りは原作ではみこが考えている内容です。
見舞い自体ハナとユリアは来ないので、アニメ特有の事情での変更なんでしょうね。
一週間後、みこの家に猫を引き取りにいく善。
恭介がねこ丸との別れを惜しんでますが、善はあっさりモカと名付けて連れ帰ります。
ちょっと恭介可哀想ですが、一週間で感情移入し過ぎかも。
その後、みこが母親の怨霊に言った言葉を自分への言葉と勘違いしている善は、自宅で思案を巡らせていた。
もう自由にしてあげてという言葉を自分に正直になれという意味だと解釈した善は、近所のおばさんのおすそ分けを拒絶する。
他人の作った手料理とか気持ち悪くて食べられないとか、変な毛が入ってるかもしれないとかなり失礼な言い分。
おすそわけに来たおばさんは帰るんですが、その際、本当に毛を入れていたらしく、どうしてバレたのかしらとか呟いています。
もう完全に人怖ですね。
また、ゴッドマザーのもとに差出人不明の手紙が届き、中には例の神社で撮影したみことハナの写真が。
原作ではこれがゴッドマザーの後の復活劇につながるんですが、アニメではこのシーンだけ差し込んでいるので、謎のシーンと化しています。
さらに猫を虐待していた男を善が見つけるんですが、スタンガンらしく音が聞こえ、虐待していた男の行方不明のポスターが貼られるという展開も。
やっぱり先生がやっちゃったんですかね。
と、ここで前半終了。
後半は3回目を迎えたことが気になっているみこが神社にお礼参りにいく話。
原作では神社がなく、霊たちに囲まれてしまい、狐の巫女たちに油揚げを備えるんですが、メチャクチャキレられるという展開。
アニメでは神社にたどり着き、だんごを供えるんですが、現われた狐の巫女と巨大な何かは明らかに怒っているので、だんごを増やしてみるも、完全にキレられてしまう。
霊たちも現われ、焦りまくるみこはなすすべもなく巨大な何かに食べられてしまった。
そこで夢から覚めるという夢落ちですが、原作では現実に起きていて、食べられずに難を逃れています。
そこからはエンディングまで日常を描いていくだけで、ストーリー的な進展はありません。
ただ、終わったと思ったところで仕掛け的な演出があって、本当の終了。
続編がないと謎なことばかりですが、原作のストックがないので、2期を作れる頃にはいまさらという感じになっていると思う残念な作品でした。
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