第8話『錯綜する光と影に惑う思いは』
結衣の葬式の後、何かを決意した様子で拓瑠に話を始める乃々。
乃々は南沢泉理という人間が嫌いだったと告げ、泉理のことを語り始める。
しかし、その内容は客観的な内容ではなく、まるで自分の素性を語っているような様子だった。
その内容は母親に思いを打ち明けたら、例の施設に連れていかれ、実験を受けさせられることに。
小学生になり、泉理と乃々は出会い、友達になるが渋谷大地震によって別れることになってしまう。
しかし、下敷きとなって死亡したのは乃々で、生き残ったのは泉理の方だった。
泉理が死ぬべきなのは自分の方だと願ったことで乃々の姿になっていたのである。
本来の姿に戻った泉理と拓瑠は真相を突き止めることを決意するのだった。
新聞部の部室に集まった拓瑠、雛絵、世莉架、華、フリージアにいる久野里と神成は、それぞれ過去の事件のおかしな部分を語り合う。
ラブホテルで制服なのに指摘されなかったことや、ネット記者の渡部がなぜわざわざ高校生に対談を申し込んだのか等違和感を感じたことをあげ、思考を誘導された可能性を指摘する。
渡部が死ぬ際に吐き出した『力士シール』はロールシャッハの11番目の絵柄ではなく、それは犯人が『力士シール』の影響を受けてしまうギガロマニアックスだということが推測された。
また、意識を取り戻した伊藤の証言で、新聞部の部室で誰かに結衣を殺すように命じられたこと、逃げようとしたらもうひとり誰かが入ってきたことがわかる。
帰宅すると乃々がおらず、うきの話では『こっち見んな』の動画を確認していて、何かに気づいた乃々が飛び出していったらしい。
その時の様子から動画を確認した拓瑠は映像ではなく、音声の方に手がかりがあることに気づき、その音に聞き覚えがあった。
電話をかける拓瑠だったが、つながらないというところで次回。
ラストは電話をかける拓瑠と、ゲロガエルがついた携帯を持つ少女、どこかに向かう泉理なんですが、ゲロガエルを持っているのは世莉架なんでしょうね。
散々誘導っぽいことをしてきてるので、黒幕のような気がしますが、それすらも思考誘導とかだったりするんですかね?
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