第4話『お話の裏側が妄想を始める』
『力士シール』の製作者が入院しているらしいAH東京総合病院に忍び込むことにした拓瑠たち。
アバンでは拘束された少女が助けを求める映像が流れていることもあり、不穏な空気を感じます。
前作【CHAOS;HEAD】でも、将軍がいる個室が隠されていたりとか、色々と裏がありそうですし。
そして、案の定鍵のかかってない扉から侵入する拓瑠、伊藤、世莉架の3人。
隠れて行動してますが、普通に考えて監視カメラには丸映りでしょう。
精神病棟は地下を経由しないといけないらしく、地下へと降りていくと物音が。
怪しいを通り過ぎて、ゾンビが登場。しかも、前から後ろからとゾロゾロやってきます。
慌てて逃げ込んだ先は解剖室。色々とおかしい気がしますが、フィクションですし、気にしたら負けなのかもしれません。
とりあえず、世莉架の前では開かない扉はありません。全世界共通のマスターキーなんですかね。
普通のゾンビ作品ならドアを開けて入ってきたりしないでしょうが、どうやら入ってきそうな雰囲気です。
とはいえ、隠れる場所はただひとつ。天然なのか、わざとなのか、世莉架はその扉を開けようとします。
気づいていない風ですが、どちらにしても、頭がおかしいです。
唯一の先客のいないスペースに入ると、拓瑠を呼び込み、伊藤は隣のスペースに。
ちなみに隣には先客が収納されています。普通にトラウマになりそうで、伊藤には同情を禁じえません。
この後のやりとりが文章でネット配信されているんですが、それを読むと伊藤がさらに忍びなくなります。
しかし、ゾンビたちは解剖室へ入ってくると、次々と死体が収納されている扉を開けていき、伊藤や拓瑠たちが隠れていた扉も開けられてしまいます。
と思ったら、妄想でした。
ゾンビと思ったのは患者らしき人たちと、女子高生くらいの女の子でした。
彼女たちは隠し扉から未知の空間へと。
入るにはカードが必要そうですが、世莉架が布のせいでちゃんと閉まっていないことに気づきます。
もう泥棒やスパイにでもなった方がいいんじゃないですかね。
さらに地下へと続く階段を下りていく3人ですが、拓瑠が激しい頭痛を訴え始め、世莉架も出たがります。
どうやらふたりはこの場所に見覚えがある様子。
さらに妄想を見て錯乱する拓瑠をとらえ、静かにするか、絞め落とすという二択を迫る久野里。
久野里は潜入するためにキーを手に入れるのも大変だったのに、何故かいる拓瑠たちが不審なご様子。
とても玄関は開いていたし、キーのいる扉もきちんと閉まってなかったとは言えません。久野里たちの苦労はなんだったんでしょうね。
久野里の目的地に向かう途中、とおりゃんせを歌いながら、乳母車を押している女という恐怖体験に遭遇。
別に目もあるし、ガッツリ拓瑠を見てきますが、向こうからは見えてないという久野里の言葉通り、何もせずに通り過ぎていきます。
何もしてこないとはいえ、気持ち悪いです。
久野里の説明では、この施設は脳科学方面からアプローチした人体実験場らしく、人間の脳をいじって、妄想を増幅させることで事象へ影響を与えようとしていたらしい。
現実に妄想の影響を与える素養がある者は、本来10種類しかないはずのロールシャッハテストの11番目の図柄を見ると、特殊な反応を示すことが判明、拓瑠がそれに反応する。
その図柄はまるで『力士シール』で、その反応を最初に示した南沢泉理は強引な実験を繰り返されながらも生き延びたが、渋谷地震の際に行方不明に。
実験自体も渋谷地震と同じ日に中止されたらしく、施設にいるのは実験によって脳に損傷を負ったりした者たちとのこと。
そのひとりで、正気を失わなかった山添うきという少女を保護という名目で拉致する久野里。
嫌がるうきを絞め落として、百瀬の運転する車で脱出します。
どう考えてもただの犯罪で、監視カメラには拓瑠たちが映りまくってそうですが、大丈夫なんですかね。
警備ザルだったし、大丈夫か。
最後の方、ちらほらと前作でキーワードだったギガロマニアックスや、ディソードっていう単語が出てきました。
そろそろ妄想が絡んだ展開が進みそうで、映像的に気になります。
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